健康豆知識

トラブルが発生しやすい春の肌

トラブルが発生しやすい春の肌

寒い冬から暖かい春へと季節が変わっていく中、体そのものが外部環境の変化に対応しようとするため、春の肌状態はとてもデリケートで、外界からの刺激に対して非常に敏感になっています。 春になると、体の新陳代謝が活発になり、ホルモンの分泌も盛んになります。また、皮膚表面では、皮脂や汗の分泌も増えてきます。 こういう時期というのは、体調が一種の緊張状態にあり、皮膚も含め体そのものが大変敏感になっています。 春になると、カブレや吹き出物などの皮膚トラブルが発生しやすいというのは、こういった体調の変化に関係しており、皮膚が外界からの異物に反応しやすくなっているためです。

肌のトラブルは生活習慣から

皮脂の分泌量が増えて、にきびや吹き出物が出来やすくなるなどのトラブルに悩まされますよね。 またこの時期忘れてはならないのが紫外線対策。紫外線量は5月で一年の内の最大になり、強さは6月がピークになります。
お肌をトラブルから守るのは、毎日の心がけが後の効果につながるのです。 ちょっとした外出や洗濯物を干すときでも肌は少しずつダメージを受けています。毎日の積み重ねが、年月を経て突然トラブルとなって現れることもあり、一度出来たシミやソバカスはなかなかきれいになりません。日頃から日焼けクリームや帽子、日傘などで紫外線をガードしましょう。

肌のお手入れは

基本的には、通常の肌の手入れと変わりません。 まずは、肌についた汚れを落とすことが大切です。とはいうものの肌が敏感になっているときに、刺激の強い洗顔は禁物です。ファンデーションと汚れをの残さないようていねいにクレンジングし、泡立てた洗顔剤で優しく洗い上げます。そして流水で十分にすすいでください。 洗顔後には、たっぷり水分を補いましょう。
冬に比べ皮脂の分泌も盛んになり湿度も上昇してくるので、つい冬ほどは保湿に気を配るのを忘れがちですが、これは美肌の基本です。 また、睡眠を十分にとるように心がけましょう。
肌を整える成長ホルモンは、夜に働きます。 徹夜はもちろん禁物ですが、日付の変わる前には就寝するようにしましょう。
肝臓に負担のかかるような飲酒は控え目に。 季節の変わり目は、肌だけでなく体も疲労しやすいので、体のケアも怠りなく。