健康豆知識

頼りになる野菜パワー

頼りになる野菜パワー

夏の太陽を充分に浴びて育ったみずみずしい旬の野菜には、驚くパワーがいっぱい含まれてます。 夏を乗り切る野菜の効用をご紹介いたしましょう。 身体にとってじりじりと暑い夏は、体力的にも一番厳しい時期。熱射病、日射病、冷房病、寝冷えなどこの季節の病気はさまざまです。また暑いとどうしても食欲が落ちてしまいがちになります。 身体を作り維持する基本の栄養素であるたんぱく質や身体の調子を整えるカルシウム、その他ビタミンA、C、鉄なども夏の季節には失われやすい栄養素です。今回はそんな夏を乗り切る、旬の夏野菜パワーをご紹介しましょう。

夏バテに効果抜群の枝豆

夏になると食べたくなるのが枝豆!ビールのお供に最適ですよね。
枝豆は野菜の中で唯一魚やハムなどとほぼ同じくらいの主要栄養素なのです。
タンパク質や脂肪、炭水化物が含まれています。 また、カルシウム、鉄、亜鉛、銅などの微量元素にも富み、ビタミンA&Eは魚より多い。 その上、アルコール代謝に必要なB群ビタミンは焼き肉並にたっぷりあるので、こうなるともう動物性食品の域に入る。 さらに枝豆はカリウムや食物繊維が非常に多く濃縮野菜ともいえる。そしてビタミンCを柑橘類並に豊富に含むので新鮮な果物そのものとさえいえる。 枝豆はさまざまな疾患予防にも効果絶大です。 心臓病リスク低下効果、ダイエット効果、脳の活発効果、老化の防止、癌の予防、更年期障害の防止などなど・・・
やっぱり夏は枝豆に限ります。

ナスがのぼせた身体を冷やしてくれる?

なす・・・なすのアクにはガンを予防する成分がふくまれています。
また、熱を冷ます、血液の循環を良くする、尿の出をよくする他、のぼせ改善や高血圧の改善に良いとも言われています。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これはナスが身体を冷やすために、流産などを避けるようにとの意味があります。
秋ナスがあまりにも美味しいので、嫁に食わせるなって意味ではなく、やさしさから生まれたことわざだったんですね。

疲れた身体にはネバネバが最適?

オクラ、モロヘイヤ、山芋・・・オクラは鉄分、カルシウムなどのミネラルを多く含み、貧血予防に効果的。 モロヘイヤはビタミンAや鉄分も豊富で、カルシウムはほうれん草の7倍、ビタミンCはアスパラガスの4倍で「野菜の王様」と言われるほどの高い栄養価を持っています。
山芋はたんぱく質やビタミン類も豊富。消化酵素も多く、疲れ気味の胃の消化を助け、胃腸の調子を整えます。この三種に共通するネバネバ成分が、粘膜を潤し、その損傷を防ぐのに役立っています。 また、たんぱく質分解酵素を含むので、食べたたんぱく質を無駄なく吸収する働きもあります。疲れがたまった時に積極的にとれば良いでしょう。

トマトが赤くなると医者が青くなる?

トマトは大変に薬効の優れた食べ物です。胃液の分泌を促進させるので食欲不振の時は最適で、ビタミンCやAも多く含むため感染症予防にも効果があります。
風邪の予防や高血圧、歯周病、口内炎などを治すにもトマトがパワーを発揮してくれます。
このように薬効が実に広く、赤く熟したトマトを食べることで人々は病気を防ぐため、患者を診察する医者は患者が少なくなる、そのため青くなると言われています。