健康豆知識

風邪に良い食べ物

風邪に良い食べ物

風邪を引いた時の対処法は、薬もいいが、なんといってもバランスのとれた栄養をとり、十分な睡眠をとること。軽い症状ならこれだけでもずいぶん回復できる。もちろん、症状が軽くても重くても、薬さえ飲んでいれば大丈夫、というわけでなく、栄養や睡眠をとることは必要不可欠だ。 風邪によく効くと言われている野菜がだいこんやねぎ。この冬風邪を引いたら、薬の前に試してみよう!

昔からの知恵

風邪は現在主流の西洋医学が始まる前から、人間とともにあった。そして何年もかけてあみ出されたのが、多くの「民間療法」。風邪と戦う身体を、おばあちゃんの知恵で乗り越えよう!

紅茶や緑茶でうがい
紅茶や緑茶でうがい

お茶に含まれるカテキンの殺菌能力は、すべてのタイプのインフルエンザ・ウイルスに効力がある。安いお茶でもいいので、朝起きた時や外から帰った時に紅茶や緑茶でうがいしよう。風邪にかかる前から試してみて。

大根アメ(のどの痛みや咳に)
大根アメ(のどの痛みや咳に)

大根を1cmほどの角切りにして、蜂蜜に半日以上漬け込みます。大根から水分が出て、浮いて来たら出来上がり。上澄み液をそのまま、またはお湯に溶かして飲みます。大根をすりおろして蜂蜜と和える方法もあります。いずれの方法も、皮の方に栄養素が多いので、皮をむかない方が効果的です。喉の痛みを和らげ、熱を下げる効果があると言われています。

しょうが湯(咳と痰切りに)
しょうが湯(咳と痰切りに)

中国で生薬に使われるしょうがには、血液の循環をよくして体を温め、発汗させる作用がある。しょうがをおろし、その汁ひとつまみ分を湯のみに入れ、熱いお湯を注ぐ。そのまま飲んでもいいし、好みで黒砂糖かはちみつを少々加え、よくかき混ぜて飲もう。鼻がつまった時に効果的。

梅干湯(梅には解熱作用があります)
梅干湯(梅には解熱作用があります)

梅干としょうがの絞り汁、好みで黒砂糖を湯のみに入れ、熱いお湯を注いで飲む。梅干を焼いてそのまま食べるか、お湯を注いでつぶして食べても。体を温めてくれる。

卵酒(消化がよく栄養豊富)
卵酒(消化がよく栄養豊富)

卵を良く溶きほぐし、日本酒と混ぜあわせて弱火にかけ、絶えずかき混ぜます。とろりとしてきたら火から下ろし、黒砂糖か蜂蜜をお好みで混ぜて出来上がり。火が強いと卵が固まってしまうのでご注意を。卵1個に酒1カップが目安です。卵は良質のたんぱく質が豊富で、半熟が一番消化のよい状態です。日本酒の効果で体も温まりますが、お酒の弱い人は控えめに。先に煮きってしまうか、酒を減らして水で調節しましょう。また日本酒を牛乳に替えて、ブランデーやラム酒を大さじ1〜3ほど加えると、西洋版卵酒・エッグノッグ風になります。

にんじんスープ
にんじんスープ

ビタミンAは、鼻やのどの粘膜を丈夫にし、風邪のウイルスの侵入を防ぐ。体内でビタミンAに変わるカロチンを多く含む、にんじんを食べよう。にんじん1本を輪切りにして、1カップの水でゆで、にんじんが柔らかくなったらゆで汁ごとミキサーにかけ、クリーム状にする。これを火にかけて、牛乳大さじ2、塩・こしょうで味を整えて。熱がある時は、冷たくしたスープを飲んでもいい。

みかん

風邪のひき始めにみかんを皮ごと、黒くなるまで焼いて食べる。又はホットレモンのレモンの代わりにみかんのしぼり汁に熱湯を注ぎ、好みで黒砂糖や蜂蜜を入れ、熱いうちに飲む。布袋に入れたミカンの皮を風呂に入れ入浴すると体が温まり湯冷めしにくい。

くず湯

水とくず粉を鍋に入れよく溶いてから加熱する。加熱しながらかき混ぜ、くずにとろみがついて透明なったら熱いうち飲む。塩又蜂蜜や黒砂糖で味をつけても良い。またすりおろしたしょうがを入れても良い。